守破離(しゅはり)自家製粉のこだわり蕎麦、出汁、器で心まで豊かなランチタイム

ひとりランチ

身体に上質なものを補給したいときは守破離

大阪桜橋交差点の南西側、2本南の筋を西にすすむと趣ある店構えの「守破離(しゅはり)」があります。ランチ時にはウェイティング覚悟の人気のお蕎麦やですが、ひとり客も多く、比較的回転は速いです。会社が西梅田にあることもあり、こちらのお店はランチに一番利用させていただいています。おひとりさんは、間違いなく大テーブルに集められますが、二人だと空いているとテーブル席(4人用)になり、ゆったりと座ることができます。同僚とランチしていた時代は、整えられた緑の美しい中庭を見ながら、優雅にランチタイムを過ごしていました。店内は薄暗く、不要なものがそぎ落とされたわび・さびの日本的美意識を感じます。ただ、店員さんは客人を効率よく回すことを第一に動いており、ばたばたと忙しそうにお店の雰囲気とは対照的ですわたしは、このお店に夜もきたいなぁと思うか思わないかの境界線は、そこで働く従業員さんのおもてなしによります。リーズナブルなランチなら気にならないのですが、大切な人との大切な時間を過ごすディナーに気持ちよくお金を払えるか。お店の雰囲気、食事の質、値段はランチで経験済み、あらためて夜に来たいと思うには、そこで働く人たちの気落ちのいいおもてなしの心が備わっていることが欠かせません。夜の守破離に関心はありますが、今一つ気が乗らないのは、そこにあるように思います。どこのお店もゆっくりできないランチタイムなので、舌にも目にも上質な守破離はひとりランチにいいですね。

お店で蕎麦の実を挽いて製粉 すべて手ごね手打ちのこだわり蕎麦

つなぎは2割、蕎麦に透明感があって、のどごしがよく、細引きです。プラス料金を払えば10割に変更もできますが、ランチタイムに周りの方の注文を聞いていると、プラス料金で10割蕎麦にするより大盛にしている方が多いように思います。わたしは、どっちもプラスしたことがないですが、普通のお蕎麦で十分に美味しいです。

守破離 堂島店のおしながきです。※令和4年5月

お蕎麦のうま味を一番感じられるメニュー ざるそばです。\860

ざるそばには、親指ほどの生わさびがセットされており、自分で擦り下ろします。正直、以前は面倒だと思っていました。すりおろされたわさびをつけてくれたらいいと思っていたのですが、ひとりランチになってからは、擦りおろしの時間が無になれるよい時間と思うようになりました。あまり手にすることのない生わさびに、きれいな山と澄んだ川の水を感じ、仕事でつかれた心を癒してくれるようです。それに、ツンが好きなものにとっては、お箸でつかむたびに生わさびをのせて、たくさんのツンを感じることができるし、やっぱり生のおいしさは格別です。不満を言うとしたら写真でもわかるようにつゆが少ないです。器の3分の1程度しか入っていません追加をいえば陶器の素敵な醤油さしに持ってきてくれますが、それはそれでたいそうなので、せめて器の半分強ほどいれてくれたらいいなと思います。(生わさびは、すべてのおそについてくるわけではありません。

食べ方を漫画で説明しています。わさびとねぎは、お蕎麦にPUT

田毎(たごと) 温・冷 \1,250

海老の天ぷら、かつお、のり、大根おろし、生たまごのぶっかけです。わたし生たまごはいらないので「たまごぬき」にしてもらいます。かつおの風味がきいていて、大根おろしであっさしているけど、海老の天ぷらがちょうどいい満足を与えてくれます。

野菜天おろし \1,180

野菜と大根おろしのぶっかけです。天ぷらそばは高くて普段のランチには食べられないですが、これなら手が出ます。守破離の天ぷらは、衣が薄く、かりかりで上品な天ぷらです。海老の天ぷらが食べたい時は「田毎」、まあまあの天ぷらが食べたいときは「野菜天おろし」にします。

お蕎麦はおひとりさんにちょうどよい

ランチはともかく、ひとりでお店に入るのに抵抗がある人も多いと思います。わたしもお酒が飲めないので「日本酒のうまい店」とか書かれていると入りづらくなります。そんな時、お蕎麦屋さんがあればひとりでも心置きなく入ることができるので、お蕎麦屋さんはソロ立ちには強い味方です。お蕎麦屋さんには、美味しい一品ものがあるお店も多く、上品な居酒屋さんのように利用することもできます。酔っ払いや大きな声をだすお客さんもいないですし、落ち着いてひとりで食事ができますね。青森のあるお寺に「満腹な人と空腹な人は意見がちがう」と張り紙があったそうです。ネットでは様々な読み方や意見があがり、お金持ちの人とそうでない人、幸せを感じている人と苦しんでいる人など、立場によって物事のとらえ方が違うという世の真理をついた言葉だとすごい反響があったようです。わたしも思いました。蕎麦が好きな人とラーメンが好きな人は意見が違うものだと。ラーメンはひとりでは入りづらい、蕎麦はひとりでも入りやすいのです。ZU ZUZU・・・

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