この季節、出会いたい風景を求め、水芭蕉の咲く尾瀬へ

ひとり旅

♪夏が来れば思い出す はるかな尾瀬 遠い空♪ この歌を体感したく、かねてから訪れたい場所であった尾瀬。どこにあるのか、どうやっていくのかもよく知らないけれど、ただ水芭蕉を見ることだけをめざし、初夏の尾瀬に向かうことにしました。

大阪からのアクセス

尾瀬国定公園は、福島県、栃木県、群馬県、新潟県にまたがり、福島(会津口)、群馬(沼田口)、新潟(越後口)の3つのゲートからアクセスできます。最も多くの人に利用されている群馬(沼田口)から向かうことにしました。鉄道とバスをつかって自力で行く方法もあるのですが、時間も労力もかかり初心者ひとり旅では厳しいような気がします。すると東京からツアーバスがでていることがわかり、それに参加するのが一番、安全で安心して向かうことができるので、大阪から前日に東京入り、尾瀬のツアーバスに参加して東京泊、翌日帰阪するというスケジュールにしました。

  • 金曜日:飛行機(17:05伊丹→ 18:20羽田) 
    羽田 ~ 都営大江戸線・国立競技場 日本青年館ホテル泊
  • 土曜日:四季の旅ツアー「朝発日帰り尾瀬ケ原ハイキング鳩待峠in~out」
    新宿7時15分~19時30  
    新宿 ~ 都営大江戸線・国立競技場 日本青年館ホテル泊
  • 日曜日:飛行機(羽田10:30→ 11:35伊丹)
    東京メトロ銀座線外苑前 ~ 羽田空港

四季の旅ツアー「朝発日帰り尾瀬ケ原ハイキング鳩待峠in~out」

金曜は仕事を少し早く切り上げ、飛行機を利用して東京に入り、新宿駅にほど近い宿泊先を選び前泊しました。土曜にバスツアーを利用して尾瀬に向かいます。今回、わたしが選んだバスツアーは、添乗員さんありで入山口の鳩待峠まで連れて行ってくれます。尾瀬は交通規制があるようで大きなバスでは入れないらしく、こちらのツアーは少し小さなバスで鳩待峠まで入れるようです。ただ、鳩待峠からは自由行動ということでガイドはしてもらえません。あくまでもバス内で注意事項などを教えてくれるまでですが、他にも様々なガイドをされていて登山の経験も豊富でお話は参考になりました。こちらのバスツアーを選んだのは「1人2席利用」という選択があり、ツアーでありながらひとり気兼ねなくバスに乗れる自由がおひとりさんにはなんとも魅力的に思え、ポチっと参加。5000円程度の追加料金がかかりますが、それでも7時間におよぶバス乗車であれば安いものです。オプションでまいたけ弁当(お茶付き)900円もつけて、14,800円の参加費用です。

土地勘のない場所での早朝集合ということで、ホテル(外苑前)からタクシーで向かいました。ここまでなんなく運んでくれるだろうと思いきや、運転手さんがこちらをご存じなく、結局、地図でいうところの場所である都庁と京王プラザホテルの間で降車し、階段を下りるとすぐにこちらにたどり着きました。高架下になっているということなんですね。予定通り7時15分に新宿を出発しました。9時に上里サービスエリアでトイレ休憩があり、ポケット菓子を購入。

高速を降り、間もなく尾瀬という手前で、バスはまいたけ弁当を受け取っていきます。オプションで注文した人数分だけを受け取ります。すぐさま、バス内で注文者を確認してお弁当が配られました。そこでアクシデント発生。お弁当をすべて配った後に「あのぉ、お弁当を注文したんですが...」と配られなかった女性二人組の申し出あり。お弁当とお茶を手にして、いよいよテンションが上がってきたときに、全員の心に一気に雲がさしかかりました。ここまできて弁当ありとなしでは天国と地獄。雲行きが怪しくなる雰囲気を全員が感じながら添乗員さんと注文漏れさんのやり取りをきいていると、どうもネットの注文がうまくいかなくてお電話で注文確認を入れた時にお弁当のありなしをきちんと伝えきれていなかったということのようです。添乗員さんは弁当2個の手配に全力を尽くし、後方に走るバスがお弁当屋さんの通過前ならそこで2個ゲットしようと電話するもあえなく通過後。注文者以外の弁当として、添乗員さんとバス運転手さんの2個はあるが、バス運転手さんは委託先の方のため弁当を取り上げることもできず、結局、後方のバスの添乗員さんの弁当とあわせて2個を参加者さんに回すことになったようです。そんなアクシデントがあったため、尾瀬入り口前まで一緒に行って、必要であれば写真をとってあげますよと言っていた添乗員さんは、尾瀬到着後、弁当の手配のため、入口まで一緒に行ってくれることなく、降車後すぐさま自由行動(4時間)が始まりました。

人がたくさんいるので道に迷うことはなさそうでひとまず安心。そのまま後をついていけば鳩待峠につきました。鳩待峠入口の写真は往きにとってくださいねと添乗員さんが言っていたので、ここだけは撮りたいが、頼みの綱だった添乗員さんいない。するとどこかのツアーガイドさんが参加者さんのシャッターを押していたので、参加者ではないけれどお願いしました。

尾瀬への入口は一つなので間違えることはありません。いよいよここから出会いたい風景の尾瀬が始まります。1115まずは、鳩待峠から山の鼻を目指して歩きます。

梅雨の時期にもかかわらず、空の青と新緑の緑に恵まれ、人生のご褒美を得たかのような気分です。

鳩待峠から山の鼻までは下りになり、約60分かかるとのこと。同じ道を帰ってくるので帰りは登りになり約90をみてくださいとのアドバイスをもらっています。フリータイムの4時間を自分で配分しながら15時にバスに戻らなければなりません。

川のせせらぎ、かわいい鳥の鳴き声、山を見渡せば残雪の白。空は真っ青で心が洗われます。

歩き出して30分。最初の水芭蕉に出会いました。「ようこそ、尾瀬へ」と言ってくれているような。

小さな水芭蕉の群衆が現れました。

咲く前の群衆もかわいいですね。

歩き出して45分。川上川まできました。山道を歩いていたこれまでの風景とは変わってきました。

12時10分、山の鼻に到着です。

トイレは保全協力金100円が必要ですので、小銭をお忘れなく。

山の鼻に隣接する尾瀬研究見本園は、湿原を30分程度でまわることができます。添乗員さんもおすすめしていたのでみることにしました。

野生動物から守るため、囲っているようです。

まあ、なんということでしょう。素晴らしい。

予定では、山の鼻を経て次なる目的地「牛首分岐」でお弁当を食べるつもりでしたが、ベンチがあったので、この風景を見ながらここで食べることにしました。

自然な味付けなのに、しっかりとしみ込んでいてとてもおいしいまいたけ弁当でした。ご飯の量が多いかと思いながら、完食しました。

この先に向かう予定にしていた「牛首分岐」へ進むことはせず、ここの研究見本園をしっかり見ることにしました。

いたるところに水芭蕉が見えます。

黄色い花はリュウキンカと呼ばれる花です

湿原に咲く水芭蕉ですね。

パンフレットで見たような風景が、目の前に広がります。

研究見本園は、尾瀬湿原を凝縮したような湿原であることからこのような名前になっていますが、人の手の加わっていない尾瀬の自然の一部です。ほんとに美しい。

研究見本園を後にして、鳩待峠へ戻ります。

日が差して、木々の色が変わり、さらにきれいになりました。

帰りは人も多くなり、途中、渋滞もありました。

歩荷(ポッカ)さんもおられます。すごい荷物もなんのそのって感じです。

スタート地点に到着です。14時20分。帰りは90分みるように言われていましたが、1時間でもどってこれました。

集合まで時間があるので鳩待名物の花豆ソフトクレームを食べることにしました。あっさりしていて豆風味が体の疲れを癒してくれます。

水芭蕉も見事でしたが、新緑の緑の美しさが忘れられません。

この後、バスは予定どおり15時15分に尾瀬を後にし、2回のトイレ休憩をいれて19時15分に新宿につきました。添乗員さんおすすめのタイムセールに入ったデパ地下で夕食を買う元気もなく、国立競技場駅からホテルに戻り、ホテルの大浴場で疲れをとって、朝までぐっすり眠ました。

自然の中に孤独をおいて ソロ力を高める

緑に包まれると心洗われる思いがするのは、なぜでしょう。自然との対話の中で自己を癒しているような気がします。批判しない、失敗をとがめない、思うように進んでなくてもつめられない。何があろうと否定せずに、すべてを受け入れてくれる大きな愛で包んでくれるのが自然のもつ力かもしれません。二度と同じ表情を見せることはなく、まさに今、一期一会の出会いの瞬間です。ソロ立ちは意識的にひとりになろうとしたり、ひとり時間をつくる行動ですが、孤独になることで自然との対話が強まり、より多くの恵みを得られるような気がしました。尾瀬には、水芭蕉の花に会いたくて出かけましたが、とりわけ新緑の季節で木々の緑の美しいことに魅了され、こういう想定外のことも自然だからこその出会いであるし、喜びであると感じました。日々起こる心をさす出来事も、自然との対話で得た自己の確立があれば小さなことだと思えるようになるかもしれません。

ソロ立ち ひとり旅のまとめ
「群馬県・尾瀬」

  1. 費用(おみやげ、飲食代除く)
    飛行機(伊丹⇔羽田)
    JALカード マイル使用 ¥0
    羽田→都営大江戸線 国立競技場 ¥470×2=¥940
    東京メトロ銀座線 外苑前→羽田 ¥820
    新宿→都営大江戸線 国立競技場 ¥180
    タクシー(日本青年館ホテル→新宿バス駐車場) ¥2,200
    四季の旅ツアー(1人2席利用 お弁当付)¥14,800
    日本青年館ホテル 2泊 ¥19,792
    合計 ¥38,732
  2. タイムスケジュール(2泊3日)
    (初日)
    17:05伊丹→ 羽田18:20
    羽田→ 国立競技場 
    (2日目)
    6:30日本青年館ホテル→新宿大型バス駐車場 6:50
    7:15四季の旅ツアー →新宿19:20
    新宿19:30→大江戸線国立競技場 ホテル徒歩
    (3日目)
    東京メトロ銀座線 外苑前 8:00→新橋
    新橋→ 浜松町
    浜松町→羽田空港
    10:30羽田→ 11:35伊丹
  3. ひとり行動の安全性・・◎
  4. 公共交通機関のアクセス・・◎
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