なにわ麵次郎 上品で繊細なラーメンと接客は、女性一人でも入りやすい

ひとりごはん

ラーメンが特に好きというわけではないけれど、行列は気になる。これだけラーメン店が多くなれば、味をみて確認することもむつかしく、行列ができているか否かで判断する方が確かな裏付けとなる。いつも行列ができているイメージの店に、待ち人が少ないだけで入ってみたくなるのは、集団心理のバンドワゴン効果によるものか。女性のおひとりさんなら、なおさらチャンスと思わざるを得ない。タイミングよく女性ひとりの後ろに並んで「なにわ麺次郎 然」でひとりランチすることにした。

待ち人は、わたしの前に女性がおひとり。のれんの向こうには女性2名が立っている。退店客かと思いきやそこで注文を受けて席につくようだ。まったくの前情報をもたないわたしは、いささかあせった。メニューをみて、店員さんがいる前ですぐに決められるのかどうか。待ちの間にメニューが見れたらいいのにとおもっていたら、ほどなく順番になりのれんの中へ案内された。

店員さんは、日本食の板前さんのいでたちで、教育が行き届いている安心感がある。スマホでメニューを撮ってもいいかの質問にも、快く笑顔でどうぞと。わたしは、一番最初のメニュー「黄金貝ラーメン 味玉つき」¥1,000を選んで席についた。

セッティングされたお席に案内。この空間にラーメンがくることをイメージ。

オーダーを後悔した方も安心ください。お席からも追加注文ができます。

15席(カウンター7席 テーブル2×4=8席)の全席を女性が座っていた。こんなラーメン店もあるんだとちょっと感動。女性も、ひとりらーめんの市民権を得てきた。もちろん、このお店が女性にやさしく、入りやすい店づくりをしているからではあるが。ラーメン店でおんなひとり、どうどうと座っていられるなんて、店内の女性客とみょうな連帯感を感じたのはわたしだけか。

澄んだスープに上品なレアチャーシュー。フランス料理のようなラーメン。スープは貝柱の味がしっかりたっていて、口からのどを通り静かに全身を流れていくよう。このスープの繊細さは、誰かとおしゃべりしながらではなく、ひとりでじっくり感じたい。食べることに集中して、スープを味わい、麺をはこぶ。チャーシューはお肉の臭みなく、ひょろっと口の中にはいってふわふわ感を味わう。味玉はかなり半熟。これだけは私の好みでなかった。卵の黄身が澄んだスープを濁さないよう慎重に一気にたべた。ねぎでなく、和風ハーブの三つ葉もいい仕事をしている。お椀に入っているすべてに丁寧さが伝わっている。浪速な男っぽいネーミングのラーメン店は、女性ひとりで入ることができる洗練されたラーメン店でした。

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